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協力金9割が賛成派

館山市の沖ノ島で起きているさまざまな問題の解決に向け、住民の意見を聞こうと、官民でつくる「沖ノ島について考える検討会議」が、昨夏に主に近隣住民を対象に実施した沖ノ島のアンケートの結果をまとめた。夏場に来訪者から集めている環境保全協力金については、「賛成」と「やや賛成」が89%を占め、約9割の住民が支持していることが分かった。

沖ノ島では、来訪者が集中する夏場を中心に駐車場の混雑やトイレ不足、ごみの放置などさまざまな問題が起きている。

こうした状況の中、市は島の環境を守る事業の財源とするため、一昨年から島を訪れた人から環境保全協力金を集める取り組みもしている。

同検討会議では、こうした沖ノ島の課題を解決するための仕組み、ルールづくりを目指しており、地域の意見を聞き、住民も参加できるような仕組みづくりに生かしていこうとアンケートを実施した。

沖ノ島の問題や環境保全協力金の内容、問題解決のアイデアなどを問う内容で、近隣地区世帯に約2300枚を配布した他、市役所などにも用紙を用意。近隣を中心に260人の回答が寄せられた。

アンケート結果を見ると、沖ノ島の問題については、「よく知っている」が13%、「知っている」が45%で、半数以上が認知。

環境保全協力金については、「賛成」が74%、「やや賛成」が15%で、大半が賛成の立場。通年徴収することについても「賛成」が53%、「やや賛成」が20%で賛成が多かった。

また、「沖ノ島の環境保全のためにできることがあるとしたら協力するか」の設問には、「協力したい」が24%、「できれば協力したい」が64%で、協力的な回答が多かった。

沖ノ島についての自由記述の回答では、大事な地域資源として認識する意見が多かった一方、来訪者のマナーの悪さを指摘する声も数多く挙がり、問題の解決に駐車場有料化などを提案する意見も多かった。

同検討会議事務局の市観光みなと課の担当者は「協力金の取り組みに肯定的な意見が多く、住民の理解が得られていると感じた。引き続き協力金への協力を求めていくとともに、地域住民の意見を反映しながら環境保全の取り組みを進めていきたい」。

同検討会議メンバーのNPO法人たてやま・海辺の鑑定団の竹内聖一理事長は「島の環境保全に前向きな意見が多かった。地元あっての沖ノ島。地域の力は必要で、地域とともに環境を守る仕組みづくりの在り方を探っていきたい」と話している。

4月4日20時00分 651
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