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承認書を贈呈された加藤会長(左)と小暮理事長=小松寺で

JR東日本文化財団も支援

公益財団法人東日本鉄道文化財団(小暮和之理事長)による地方文化事業で、南房総市千倉町大貫の檀特山小松寺(大沼圭真住職)への支援が決まった。鐘楼堂の修繕に300万円が助成される。

同財団が地方の文化振興を目的に、JR東日本管内の文化遺産や民俗芸能の保全と継承、地域の発展のために資金援助をする支援事業。平成5年度から続けられ、安房では25年度に同市の高家神社が支援を受けている。

同寺は、1300年の歴史を持つ古刹(こさつ)。県指定文化財の梵鐘がつるされている鐘楼堂は、明治21年(1888)に地元の長岡カル氏からの寄進で建立されたもので、100年を超える建造物で老朽化しており、東日本大震災の影響による傾斜が確認されている。

同寺は、 紅葉の美しさ、数々の文化財で安房の観光拠点のひとつになっていることから、JR東日本千葉支社(西田直人支社長)の推薦で、修繕のための支援が決定。同寺で9日、関係者ら30人が出席して、整備事業を進める「小松寺文化財保存整備事業実行委員会」の設立総会と、承認書の贈呈式があった。

総会では、役員の選任が行われ、檀家や地域住民らで組織し、同寺の文化継承のために活動する同寺伽藍(がらん)修復委員会の加藤喜代志会長が同実行委員会長に選任された。会則の制定や事業計画、予算の協議があり、いずれも承認された。

承認書の贈呈式では、小暮理事長から加藤会長へ承認書が手渡された。小暮理事長は、「素晴らしいものがたくさんあるこの地域の発展に少しでも貢献できれば」とあいさつ。加藤会長は「支援をいただき、喜びと感謝の思いで言葉にならない。南房総全体の活性化に尽力したい」と述べた。

鐘楼堂は、同支援と寄付など2500万円を投じて支柱、土台を中心に修繕される。来年3月に工事完了、4月からの一般公開を予定している。

【写真説明】承認書を贈呈された加藤会長(左)と小暮理事長=小松寺で

6月8日20時00分 411
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