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千葉海保の坂井さんの説明を聞く参加者ら=洲埼灯台で

館山

今年で点灯100周年を迎える館山市の洲埼灯台で13日、同灯台をテーマにした市中央公民館のふるさと講座の現地学習があり、市民ら22人が灯台の歴史を学んだ。

洲埼灯台は、大正8年12月に初点灯。対岸・三浦半島の剱埼灯台とともに、東京湾を出入りする船舶の目印として重要な役割を担っている。高さ15bの円筒形で、コンクリート造り灯台の初期の遺構として、平成27年には国の登録文化財に指定されている。

現地学習では、千葉海上保安部交通課の坂井宣之さんが灯台の歩みを解説。電動化前の灯台のレンズは、ワイヤーでつられた分銅が重力で落ちる力を利用して回転させていたため、職員は分銅が下に落ちる前に巻き上げ機で分銅を上げる必要があったことなども紹介した。

灯台内部の見学もあり、参加者らは点灯時の日付が入った銘板や分銅をつるしていた分銅筒など歴史を感じさせる内部の様子を目の当たりにした。

館山市八幡の主婦、福島典子さん(69)は「手動でおもりを上げるなんて相当な苦労。海の安全を守るため当時の灯台守はとても大変だったのだと思う。ありがたいことですね」と話していた。

現地学習の前には座学があり、市立博物館主任学芸員の岡田晃司さんが灯台が建設された洲崎の立地についての歴史的な特徴などを解説。45人が耳を傾けた。

【写真説明】千葉海保の坂井さんの説明を聞く参加者ら=洲埼灯台で

6月15日20時00分 590
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