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11月の記念式典で贈呈

市制施行80周年を迎える館山市は26日、市の発展に大きく貢献した4氏に名誉市民の称号を贈呈することを決定した。同日の市議会に関連議案を提出し、同意を得た。11月3日に南総文化ホールで開催する80周年記念式典で贈呈する。

称号を贈呈するのは▽元館山市教育長の高橋博夫氏(91)=同市沼▽柔道家・講道館10段の醍醐敏郎氏(93)=東京都大田区▽元衆議院議員の中村正三郎氏(84)=東京都世田谷区▽ファッションデザイナーの島田順子氏(77)=東京都千代田区――の4人。

名誉市民は、館山市民または市に縁故の深い人で、広く社会の発展、文化の興隆、公共の福祉増進に大きく貢献した人に、市民条例に基づきその称号を贈っており、これまで18人に贈呈している。

近年は主に市制施行10周年ごとに名誉市民の称号を贈っており、今回は4氏について名誉市民とすることを「館山市名誉市民選考委員会」に諮問し、賛同の答申を受け、市議会に同意を求める議案を提出。議決を経て決定した。

名誉市民の称号を受ける4氏の主な経歴、功績は次のとおり。

【高橋博夫氏】

昭和25年に北条小教諭となり、館山二中校長を退職するまでの38年間にわたって学校教育に情熱を注いだ。

教員時代は、放送研究の分野で多くの研究発表を行うと同時に、教育センターの開設や教育放送の実施に尽力。

平成3年からは市教育委員、4年から10年にかけて、市教育長を務め、市内小中学校の教育環境の整備に力を尽くした。

【醍醐敏郎氏】

旧船形町生まれ。旧制安房中(現安房高)卒。安房中で柔道を始め、昭和26年、29年の全日本柔道選手権で優勝するなど活躍。モントリオール五輪、ロサンゼルス五輪では日本代表監督を務めた。

平成18年には講道館の歴史上、わずか15人が認定されただけの最高位10段に昇段。

29年3月の安房高柔道場の落成では、家宝としていた講道館柔道の創始者である嘉納治五郎師範直筆の書を寄贈するなど、後進の育成に尽力している。

【中村正三郎氏】

昭和54年に衆議院議員に初当選し、連続9回当選。大蔵政務次官、環境庁長官、法務大臣など数々の要職を歴任。

議員在職中は、地元選出国会議員として東関東自動車道館山線や一般国道127号富津館山道路の全線開通など、館山市の発展のために大きく貢献。

現在でも3市1町による「館山・鴨川道路」整備促進期成同盟会の特別顧問に就任し、安房地域全体の発展に向け活動している。

【島田順子氏】

同市長須賀生まれ。旧安房第二高(安房南高、現在の安房高)卒。昭和42年にパリへ渡り、56年にパリで「ジュンコシマダ デザインスタジオ」を設立し、「ジュンコシマダ」ブランドを発売。パリコレクションには56年から連続して発表を続けている。

国内では、日本興業銀行や日本航空の制服のデザインや2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の招致活動の公式プレゼンテーションのユニフォームを監修。

また、平成20年の安房高と母校安房南高の統合時には同窓会からの希望で、女子の制服のデザインを手掛け、母校の新しい出発に貢献した。

6月27日20時00分 1,195
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