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式典後に那古寺本坊前で=館山

那古祭礼で盛大にお披露目

館山市那古の芝崎地区で20日、5か年計画で進めてきた山車の修繕完成を記念した、那古寺本坊前の式典と地区内のお披露目があった。本体から大幕に至る百年に一度≠フ大修繕で、令和元年の年番を担当した那古地区祭礼に合わせて盛大に祝った。

明治30年以前に創建された山車で、後藤義房作の鳳凰や初代後藤義光作の力士彫刻など見所にあふれる。狭い道の多い町内を隅々まで回る目的から本体が小振りで、かじ棒の回転範囲が広いなど機動性に優れている。

経年劣化が著しいことから平成26年に5か年計画を組んで修繕委員会を組織。地区住民から寄付を募った。渡邉嘉男さん(82)と、登倉征志さん(78)が同会代表となり、中野建築を中心として施工が進められた。

修繕箇所は、▽天照皇大神の天冠「日輪に瑞雲」▽「雲に唐獅子牡丹図」が施された大幕▽幕の中の骨組み▽お囃子(はやし)座▽タイヤ、ブレーキ▽泥桁――と多岐にわたり、5か年でかかった総事業費は約1300万円。

発起人となった前地区会長の関政好さん(71)は、「20年以上前から声が上がっていた修繕事業。完成が令和元年で、那古祭礼の年番の年に重なったことは大変意義深く、伝統が次世代につながっていくように心新たにしたい」と、晴れ晴れとした表情で山車を見守っていた。

【写真説明】式典後に那古寺本坊前で=館山

7月22日20時00分 1,099
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