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駅業務も担う江見郵便局の外観イメージ=JR東日本千葉支社提供

住民の利便性向上目指す

JR東日本と日本郵便は、無人駅となっている鴨川市のJR内房線江見駅の敷地内に、江見郵便局を新築移転し、来年8月から郵便局で駅の窓口業務を行うと発表した。鉄道事業者が駅業務を日本郵便に委託するのは初めてという。

両社が昨年6月に締結した地域・社会の活性化に関する協定に基づき、物流などさまざまな分野で連携を検討してきた。今回は「郵便局と駅の機能連携」の一環。

待合室を兼ねた内観イメージ=同

江見郵便局を江見駅の敷地内に移転し、新たに駅と一体となった郵便局舎を建設。局員が郵便局の業務の他、普通乗車券や定期券、無記名式の交通系ICカード「Suica(スイカ)」の販売、精算、列車の発車時刻の案内などを担う。

JR東日本千葉支社によると、同駅は大正11年に開業。旧国鉄時代の昭和47年に無人駅となり、翌年から鴨川市に運営を委託した。しかし、利用者の減少などにより、昨年度の市の事業仕分けで委託解除となり、今年7月から再び無人駅となっている。

一方、昭和38年建設の同局も、老朽化のため移転を検討しており、ニーズが合致。老朽化した現在の駅舎は取り壊す。

江見駅の1日の乗降者数は160人。同支社管内では昨年度、太海駅に次いで2番目に少なかったという。

西田直人支社長は「地域住民の利便性を高め、駅の地域拠点化を目指している。お互い地域に根差した企業として、地方が今後生き残っていくモデルとなるような取り組みをしていきたい」とコメントしている。

【写真説明】駅業務も担う江見郵便局の外観イメージ=JR東日本千葉支社提供

【写真説明】待合室を兼ねた内観イメージ=同

8月28日20時00分 822
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