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9月27日

館山市と南房総市が連携して「定住自立圏構想」に取り組むことになり、館山市は28日、同構想に向けた第一歩となる「中心市宣言」を来月27日に行う予定と発表した。人口減少が進む中、連携を強化して公共交通など共通した地域課題の解決を図り、自立した持続可能なまちづくりを目指そうという。

定住自立圏構想は、東京圏への一極集中の流れに歯止めをかけ、地方への人の流れをつくるため、総務省が推進している施策。中心市と近隣市町村が互いに連携・協力することで、住民の生活に必要な機能を確保し、定住の受け皿となるような安心して暮らせる地域をつくるのが狙い。

同構想に取り組む自治体には、国からの財政的な支援や補助事業に優先的に採択されるなどの優遇措置があるという。

館山市は、中心市となる要件(人口5万人程度以上で少なくとも4万人以上、夜間より昼間の人口が多いなど)を満たしている。両市は、隣接しており、路線バスなどの公共交通、有害鳥獣被害など共通した地域課題も多いことから、2市で自立圏形成を目指すことになった。

今回の中心市宣言は、中心市としての意思表明で、自立圏構想を進めるための最初の手続きとなる。今後、両市議会の議決を経て、今年度中にも定住自立圏形成の協定を結び、来年度には2市の関係者で懇談会を設け、具体的な取り組みをまとめた共生ビジョンを策定したい考え。

金丸謙一市長は「南房総市とは共通課題が多い。持続可能なまちづくりに向け、課題に対して共通認識を持ちながら、互いに理解し合って、問題解決をしていきたい」と話した。

定住自立圏は、4月1日現在で全国で123圏域が形成されている。県内で中心市の要件を満たしているのは、館山市と旭市のみで、旭市ではすでに定住自立圏が形成されている。

8月28日20時00分 814
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