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「よりともグルメ教室」の参加者=鋸南

本格インド料理に挑む

被災の主婦「楽しかった」

台風15号の影響で、予定していたイベントが中止となった鋸南町の「第8回頼朝まつり」で、いくつかのイベントは実行された。道の駅保田小学校の「みんなの家庭科室」で7日にあった「よりともグルメ教室」には、20人の住民が訪れ、東京・銀座のナイルレストランの3代目、ナイル善己さんから本格カレーを学んだ。台風被害で落ち込んでいた参加者は「久しぶりに楽しく食事して笑った」と破顔一笑。

頼朝まつりは、英語ミュージカルなどのメインイベントが相次いで中止に。町観光大使のG・M・ナイルさんの長男、善己さんは「(会場などに)影響がないのなら」とこの日の開催を快諾、予定どおりとなった。

この日はキーマカレーと、頼朝が好んだとされるサケを使った「鮭カレー」、マサラチャイの3品に挑んだ。3品ともスパイスの混ぜ合わせからつくる本格インド料理だ。

冒頭、善己さんがカルダモン、グローブ、シナモン、コリアンダー、マサラ、ターメリック、カイエンヌペッパーなどの特徴を説明。どの料理にどのスパイスが合うかなどを説明した。

笑顔で指導するナイル善己さん=同

キーマカレーは、油にスパイスを加え泡立つまで炒めた。みじん切りのタマネギ、ニンニク、ショウガをきつね色になるまで炒め、トマトを加え、ひき肉を炒めた。善己さんは「スパイスを際立てるためには、塩加減が重要。入れ過ぎず、ケチらず、しっかり味付けを」などとして、徐々に塩を加えていった。

各テーブルでは、同時に鮭カレーにも挑み、同様にスパイスを加熱し、ココナッツミルクなどで味を調えた。サケの切り身を崩さないように煮込み、ここでも塩を調整して完成した。

マサラチャイは牛乳、水、紅茶(アッサムティー)などにスパイスを加えた本格派。最後に砂糖を加えた。「甘くなくては、チャイになりません」と善己さん。

20人と楽しく調理した善己さんは「皆さん、物分かりが良くて、指導していて気分も良く楽しかった。(鋸南町は)台風で被災しているが、皆さんが元気で良かった」と語った。

参加した大村美知さん(同町大帷子)は「銀座のナイルカレーでは、先々代の味を食べたことがある。お父さんのG・M・ナイルさんとも面識があり、きょうは楽しかった。本物(の材料)を使ったカレーをつくることができて、良かった」と手放しで喜んだ。

参加者の多くが主婦だったが、「台風被害で心が沈む中、きょうは参加できて良かった。大勢でおしゃべりしながら、カレーをつくり、大勢で食べることで心が晴れた」と、善己さんとのイベントに感慨深そうだった。

【写真説明】「よりともグルメ教室」の参加者=鋸南

【写真説明】笑顔で指導するナイル善己さん=同

10月10日20時00分 791
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