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登壇するゲスト=東京都新宿区

南房総2拠点サロンに60人

台風15号による被災の現状や今後の災害との向き合い方を考える「南房総2拠点サロン〜台風被災特別編〜」が9日、東京都新宿区のシェアオフィス「HAPON新宿」で開かれた。都内や南房総地域から60人が参加して、週末に台風19号が迫る緊迫した状況の中で、ゲストや参加者の話に真剣に耳を傾けた。

毎回テーマを変えて、南房総について東京で語り合うサロン。10月は「南房総×滞在」が予定されていたが、台風15号の被害から復旧作業が続く中で中止。急きょ、南房総市公認プロモーターの永森昌志さんと馬場未織さんが主催して、チャリティーを兼ねて「台風被災特別編」のテーマで開催されることに。

パネリストの1人目は、館山市の地域おこし協力隊で、広域の隊員が連携する「房総ロビコス」代表の中丸仁さん。地域を空撮したドローンの画像などを用いて、被災状況や住民の声をレポートした。

2人目は、NPO法人南房総リパブリックの理事長でもある馬場さんが登壇。同NPOは都内新宿で支援物資を受け付けるサポートセンターを設立。「被災地との関わり方が分からなかった」という大方の都市住民が抱いた心境に対して、現場の具体的な話を交えてボランティアの在り方などを解説した。

最後は、東日本大震災以降で官民の被災地支援活動に従事する一般社団法人フューチャー・ラボの田口空一郎代表理事が、災害対応の課題と地域課題を語った。初動が遅れた原因や災害大国日本の今後の在り方について言及し、来場者は高齢化や人口減少が進む地方での災害時の課題や解決方法について考えを深めた。

主催者の永森さんは、「復旧、復興へは長い道のりとなる中で、都市住民の関わり方を考える良い機会になったと思う。こうした交流の中から一人でも多くの人が南房総に目を向けてほしい」と思いを語った。

【写真説明】登壇するゲスト=東京都新宿区

10月13日20時00分 971
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