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4車線化が決まった館山バイパス

4キロ区間の渋滞解消

景観創出に電線の地中化も

暫定2車線で供用されたまま、朝夕の通勤時間帯や観光シーズンなどに慢性的な交通渋滞を引き起こしていた国道127号館山バイパスが、今年度から2か年かけて4車線化されることになった。館山市や関係団体などによる再三の要望活動が奏功したもので、電線類の地中化と合わせて国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所が事業費を予算化した。

4車線化するのは、南房総市富浦町から国道128号と交差する南総文化ホール前まで7・6`の同バイパスのうち、那古交差点以南の約4`。県内所管国道の安全性向上プロジェクトと移動性向上プロジェクトを展開している同事務所が、道路環境整備としてこの区間を@現行2車線を4車線化A電線類を地中化する――の2点を中心に事業化した。

館山バイパスは、4車線分の用地を確保しながら、交通量などの関係もあって暫定2車線で供用を開始した。しかし、今では市内でも最も利用される重要幹線道路となり、観光シーズンの休日ともなると7`にもおよぶ渋滞が発生。また、朝晩の通勤時間帯でも車の列が続き、観光客や市民から多くの苦情も寄せられていた。

このため、同市でも昨春、金丸謙一市長が4車線化を国に対して要望。さらに、秋には館山商工会議所が主催した「道」フォーラムや、今年3月に開催した「日本風景街道シンポジウム」などで整備促進の声が市民から相次ぎ、改めて要望活動を展開するなどしてきた。

とりわけ、この区間は渋滞とともに5か所の交差点が死傷事故率の高いレッドゾーンに含まれ、改善策が求められているエリアでもあり、市民の熱意を受けて同事務所が事業化に踏み切った。

市では「安全性の確保や渋滞緩和、良好な景観創出に大きな効果があり、たいへんありがたい。やはり市民の熱い思いを直接関係者に伝えたのが大きかったのでは」と話している。

【写真説明】4車線化が決まった館山バイパス

08年5月27日 13,099
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