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功労賞を受賞した加藤氏=鴨川

障害児教育の発展に尽力 鴨川

障害児教育の発展に多大な貢献をしたとして、前鴨川市立天津小学校長の加藤惠子氏(61)=同市天津=が、全日本特別支援教育研究連盟の功労者表彰を受けた。長年にわたり、県や安房地区の特別支援教育をリードしてきた加藤氏は「自分が推進してきたことに対し、保護者や同僚など周囲の協力があったからこそ賞をいただくことができた」と感謝を述べた。

加藤氏は、教員4年目に障害児学級を担任したのをきっかけに、情緒障害を勉強。南房総教育事務所の指導主事時代は、特殊教育から特別支援教育への移行時期にあたり、理解を深めるために奔走した。

平成19年に教頭として赴任した鴨川小学校では、安房特別支援学校鴨川分教室の設置に関わり、両校の児童や教職員の交流、共同学習の推進に尽力。特別支援教育を推進するにあたり、人権教育や道徳教育に力を入れ、児童、保護者、教職員の連携、福祉と医療の連携に努めるなど、安房地区の連携システムの向上に貢献した。

今年3月に退職後は、鴨川市教育支援センター「ステーション」の主任学習指導員として、不登校や学習、コミュニケーションに悩みを持つ小中学生、保護者らの相談業務に当たっている。

退職後も特別支援教育の推進に取り組む加藤氏は、「子ども一人一人や、大人になった障害者たちが周囲に理解され、力が発揮できる社会になり、共生社会が安房の地にしっかり根付いてほしい」と話している。

功労者表彰は全国で32人が受賞し、県内からは加藤氏が唯一選ばれた。

【写真説明】功労賞を受賞した加藤氏=鴨川

11月2日20時00分 650
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