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玉串をささげる区民ら=南房総

防災の神の信仰厚く

昨年9月の台風15号で倒壊した南房総市白浜地区の人丸神社が再建され、17日に祭典が営まれた。地域住民ら20人が参集し、手を合わせて再建を祝った。

飛鳥時代の歌人、柿本人麻呂を祭る人丸神社。全国に400社あるといわれており、学問やその名にちなんで「人生まる(ひとうまる)」として安産の神、江戸時代からは「火止まる(ひとまる)」として火防の神として、人々の信仰を集めている。

同神社がある島崎区(早川利一区長)は、元禄地震(1703年)での隆起によってできた地に集落が形成されたといわれている。その後、何度か大火に見舞われたため、火よけの神様として人丸神社を勧請(かんじょう)したのではないかという。

約200年にわたり、同区を守ってきた神社だが、昨年、台風15号で倒壊。区の臨時総会が開かれ、再建を決定した。

同市千倉地区の宮大工、後藤義徳氏に社殿を依頼。完成した社殿は、氏子総代、区民らが見守る中、先月24日に据え付けられ、29日に御霊入れが執り行われた。

この日の祭典では、祝詞が奏上された。区民らが玉串をささげ、再建を祝うとともに、地域の安寧を祈った。

早川区長は「台風の被災から再建された神社が、火防の神としてだけでなく、防災の神として、区民をはじめ、地域の皆さんを見守っていくでしょう。穏やかな地域であることを祈って、参拝してほしい」と話した。

【写真説明】玉串をささげる区民ら=南房総

2月18日20時00分 903

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