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関係者の健康と安全を考慮

南房総市や鋸南町、館山市の生産組合でつくる房州枇杷組合連合会(安藤正則会長)は、毎年恒例の「献上枇杷選果式」と皇室への献上を自粛することにした。新型コロナウイルス感染症が拡大している状況から、関係者の健康・安全を考慮して判断した。

房州の初夏の味覚であるビワ。千葉県では宝暦元年(1751年)から栽培が始まったとされ、明治時代から本格化。優れたビワがとれるようになった明治42年(1909年)から天皇、皇后両陛下への献上が始まり、献上品を選ぶ選果式は、毎年旬を迎える6月中旬に行われている。

伝統行事として続けられてきた選果式は、昨年で105回を数えるが、第二次世界大戦中と、三笠宮家の寛仁様の葬儀に当たる「斂葬(れんそう)の儀」が行われた平成24年(2012年)が中止となっている。

同連合会の安藤会長は「この状況で自粛となり、陛下にビワを味わっていただくことができず残念です。新型コロナウイルスが収束し、来年はおいしいビワを届けたいです」と話していた。

5月15日20時00分 693

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