ニュース » 記事詳細

台風と新型コロナが影響

館山市が整備を進めている新学校給食センターの稼働開始が、当初予定していた9月より遅れる見通しとなっている。昨秋の台風の影響による工事の遅れに加え、新型コロナウイルスの影響で一部設備機器の納入のめどが立っていないためで、9月以降も簡易給食による対応が続くこととなりそうだ。

新学校給食センターは、現在の給食センターの老朽化に伴い、民間の資金、ノウハウを活用するPFI方式で、旧北条幼稚園跡地に整備を進めている。

市によると、昨年7月に着工し、当初の予定では今年6月末までに施設を完成させ、2か月の準備期間を経て、9月の稼働開始を目指していた。

しかし、昨年の台風の影響で建設工事が約2か月遅延。現在急ピッチで進められているが、施設の完成は早くても7、8月にずれ込む見込みとなっている。

さらに、電気や水回りなどの設備が、新型コロナウイルスの影響を受けたメーカーの事情で発注すらできない状態となっており、9月の稼働開始は難しい状況だという。設備の納入時期が分からない現状では、いつ稼働できるかも見通せないという。

現在の学校給食センターは、昨年の台風15号で被災し、稼働できない状態となり、その後、市では希望者に向けてご飯や牛乳などメニューが限られた簡易給食を提供している。

学校は現在休校中となっているが、それまでは全体の約4割に当たる約1500人が簡易給食、その他は弁当を持参。簡易給食でもおかずを持ってくる子も多く、子どもだけでなく弁当をつくる保護者らにも大きな影響が出ていた。

学校が再開となった6月以降は夏休みまでは簡易給食、新給食センターの稼働によって9月から通常給食を再開する予定だったが、再開は先延ばしとなりそうで、市の担当者は「台風や新型コロナの影響とはいえ、稼働時期が遅れることになれば学校や家庭に引き続き大きな負担を掛けることになり、大変心苦しい。早期稼働開始に向けてPFI事業者とともに最大限の努力をしていきたい」と話している。

20年5月19日 1,288

各ページに掲載の記事・写真・図表など無断転載を禁じます。著作権は房日新聞社または情報提供者に属します。

Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved