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オンラインで講義する梁さん=館山

館山市薗のパッションフルーツ農家、梁寛樹さん(34)が、インターネット農学校「The CAMPus(ザ・キャンパス)」で始動した「コンパクト農ライフスクール」の講師に選ばれた。16日にオンラインで講義が行われ、全国各地の就農希望者25人に向けて自らが実践する農業論を展開した。

梁さんは、東京都杉並区から地域おこし協力隊として館山市へ移住。平成27年に3年の任期を終えてパッションフルーツ農家として独立し、8棟(15e)のハウスで営農する。生産だけでなく、国産バターや卵、砂糖とじっくりと煮込んだ「リリコイバター」を自ら製造販売し、6次産業を実践している。

台風の被災で5棟のハウスが倒壊する被害を受けたが、知識や経験を基に講師業に挑戦。コンパクト農ライフスクールは、「0・5fで年商1000万円」をコンパクト農家の基準値に設定しており、15eの農地と独自の戦略で自立した農業経営を行っている梁さんに声が掛かった。

16日の講座では、サラリーマンやレストラン経営者、農協職員などさまざまな職種の25人が参加。大手メーカーの広報だった前職のスキルを生かし、商品のコンセプトやブランド、プレスリリースを作成するなどの手法を中心に、売り上げを増やす経営方法を伝授した。

梁さんは、「分業化した企業と比べれば、自ら栽培した生産物で商品を製造しておいしいと言ってもらえる農業は、何よりもやりがいがある」と語り、さらなる成長に意欲を示していた。

【写真説明】オンラインで講義する梁さん=館山

20年5月19日 947

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