ニュース » 記事詳細
最新著作を手にする森永氏

口のケアで心身元気に

日本アンチエイジング歯科学会常任理事で、歯科医の森永宏喜氏(57)=鋸南町=が、最新刊『歯周病はすぐに治しなさい!』(さくら舎、税別1500円)を出版した。新型コロナウイルス感染症が世界を震撼(しんかん)させる中、免疫力を発揮させるために、口の中をしっかりケアすることが大切という骨太の持論を展開する。昨年9月の台風被災を序章に、終始一貫、歯周病を治療することでさまざまな病を断つことができると説く。館山市の宮沢書店で扱っている。

森永氏は本紙で「クチからはじめるアンチエイジング医学」を連載中。東北大学歯学部卒で、JR安房勝山駅前の森永歯科医院の院長。歯科から生活習慣病を改善していくことを目指す。国内外で研さんし、日本の歯科医として初めて、米国抗加齢医学会認定歯科医になった。

前著は『口腔(こうくう)内環境改善法 アンチエイジングは口の中≠ゥら』(KKロングセラーズ、税別1400円)。これは台風直後に脱稿となったが、最新著は台風被災後から書き出した。

自身の歯科医院で診療中、被災者の患者が急に老いてしまったと実感。大きな災害に遭うと、口の中のケアに関心が向かなくなり、歯周病の菌が血液とともに全身を回って、悪さをすることを痛感して、序章にした。

本は5章仕立て。▽口の中のケアでストレスを和らげる▽あなどれない唾液の力▽歯周病は老化と大病の大敵▽その食べ物で若返る▽口のケアは歯医者とのよいお付き合いから――で歯周病対策を説く。

森永氏は「健康寿命を延ばすカギは口の中にある」という信念で、日々の治療に当たっている。口の中を診るのが仕事だが、実際には口の中から全身のコンディションも診ているという。

台風被災の際には、多くの患者が一時的に口の中が悪化した。自分では気付かないほどの大きなストレスが体の免疫力を低下させていることを実感した。新型コロナウイルスはやがて下火になるだろうが、いつかしっぺ返しのようになると警告。ワクチンや治療薬が開発されるまで、何の打つ手もなくおびえて過ごすのではなく、毎日の口のケアを熱心にすることで、心も体も元気になっていくという。

【写真説明】最新著作を手にする森永氏

6月13日20時00分 577

各ページに掲載の記事・写真・図表など無断転載を禁じます。著作権は房日新聞社または情報提供者に属します。

Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved