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南房総市は、昨年の台風災害を教訓に、避難時に支援を必要とする避難行動要支援者の名簿制度の見直しを行う。真に支援の必要な人を名簿に登載するため、対象者全員の意思確認を行い、不同意の意思表示をした人以外を名簿に載せる。見直しに伴い、名簿利用に関するガイドラインを作成。ガイドラインに対するパブリックコメントを7月1日〜31日に募集する。パブコメを経て、新たな要綱を作成するという。

同市では、避難行動要支援者が避難する際、地域の人が支援できるように、災害のない平時から行政区や民生委員児童委員などの避難支援等関係者に「避難行動要支援者名簿」を配布している。

昨年の台風災害時に、この名簿を活用して安否確認を行ったところ、安否確認をするべき要支援者を、もっと多く登録する必要があることが判明した。

現在は、75歳以上の高齢者や障害者手帳の所持者などで、個人情報保護の観点から名簿への登載に同意が得られた人を名簿に載せているが、安否確認の際、障害やひとり暮らしなどで同意の意思を表せなかった人への対応に遅れがあったという。

東日本大震災後に国が、災害対策基本法を改正し、地域の実情に応じて条例制定や個人情報保護審査会の承認を受けることで、本人の同意がなくても、意思表示ができずに未掲載だった人を名簿に載せ、支援等関係者に配布できるとされていることから、名簿制度の見直しを行うことになった。

新しい名簿制度による名簿登載予定者は、65歳以上のひとり暮らしの人で、要介護認定を受けている人や障害のある人、認知症の人など、3286人になるという。なお、現在の登載者は1547人となっている。

予定者には、市から案内文書が届けられ、不同意の人以外は名簿に登載される。

市では、この新制度を行うためのガイドラインを作成し、パブリックコメントも募集する。

ガイドラインは、7月1日から市のホームページや社会福祉課、市民課、朝夷行政センター、各地域センターで閲覧できる。パブコメの募集期間は同日から31日まで。

パブコメの詳しい問い合わせは、南房総市社会福祉課(0470―36―1151)へ。

6月29日20時00分 380

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