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役場職員から説明を聞く森田知事(右端)=鋸南町岩井袋で

房総半島に甚大な被害をもたらした、昨年の台風15号から間もなく1年。災害からの復旧・復興を確認する森田健作知事による現地視察が4日、館山市、南房総市、鋸南町であり、知事が現地を歩いた。鋸南町では記者団の取材に応じた。森田知事が台風後、鋸南町に入るのは、昨年9月20日以来、二度目。

台風被害から丸1年になるのを前に、知事が現地を確認した。

館山市に入った森田知事は、同市沼の被害家屋の解体現場を確認。南房総市に移動し、同市富浦町青木のカーネーションハウスの復興ぶりを現地農家から聞いた。

海岸に近く、家屋に最大級の被害があった鋸南町岩井袋では、役場職員から被災状況の説明を受けた。平野幸男総務企画課長は「町全体で住宅被害は2230件、当時の常住世帯の7割弱が被災した。補助金の申請率では半壊以上が83・8%、一部損壊は51・2%。修繕完了報告は半壊以上で60・2%」など、実数を出して説明。岩井袋地区の詳細にも言及し、「全世帯119のうち、85世帯に罹災(りさい)証明書が発行されている。今年9月1日時点で(被災前より)17世帯41人が減少している」と、台風被害で少なからず、この地区から住民が減ったことを伝えた。

被災直後の写真を示して説明した白石治和町長は「直後はブルーシートが目立ち、災害ごみも膨大だったが、現在、ブルーシートはほぼなくなり、復旧作業は今も続いている」と話した。

この後、歩いて岩井袋地区を視察。最後は取材陣の囲み取材に答えた。

森田知事は「現地を歩いて、2市1町の被害の重大さを再確認した。台風の災害復興では、何といっても電力の復旧が第一。(岩井袋地区のように)被災後、住民が出て行ったのは残念だが、高齢化もある。新型コロナ対策、高齢化対策を含めて、県として市町村と連携してしっかり対応したい」などと述べた。

【房日新聞ホームページに、岩井袋地区での動画を掲載】

【写真説明】役場職員から説明を聞く森田知事(右端)=鋸南町岩井袋で

9月5日20時00分 992

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