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布沼の民家の庭に出没した2頭のイノシシ(早川さん撮影)=館山

布沼の民家で動画撮影

有害鳥獣のイノシシの被害が、房州全体に広がっている。館山市布沼の民家敷地内では5日夜、2頭のイノシシの動画が撮影された。広範囲な出現で民家の庭にも出没している。【房日新聞のユーチューブに動画掲載】

布沼農家組合の早川満さん。同日午後11時ごろ、普段どおり自宅へ帰り、車を止めたところで体長110aほどのイノシシ2頭を目撃した。人目を気にせずに庭を掘り返しながら餌を食べていたため、近づいて撮影。イノシシはシャッター音とライトで人に気付き、いきなり突進してきたが、ひらりと横に身をかわし無事だった。


館山市地域おこし協力隊の沖浩志さんによると、布沼地区は数年前から地元農家組合が、組織的なイノシシ対策を続けている。早川さんは「普段からイノシシを捕獲しているが、まさか自宅に出没するとは思っていなかった。高齢の両親や子どももいるため、これからは農作物被害だけではなく、交通事故や人的被害もあり得るので心配だ」と話す。

館山市農水産課では「昨年から台風被害、ナラ枯れ病の拡大などによる自然環境の変化が大きく、イノシシの捕獲頭数が昨年の2倍以上に増えている。警戒心の薄い若いイノシシが増えた分、住宅地で目撃される例が増えているのではないか。この先、人間の食べ物の味を覚えてしまうと追い払いも難しくなるので、注意してほしい」と話している。

【写真説明】布沼の民家の庭に出没した2頭のイノシシ(早川さん撮影)=館山

10月12日20時00分 846

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