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署名を手渡す高橋会長(右)=鴨川

1万2626筆の署名提出

鴨川市内の音楽、文化団体など有志でつくる「新鴨川市市民会館建設を進める会」は2日、早期建設を求める市民ら1万2626筆の署名を、亀田郁夫市長に提出した。同会の高橋史郎会長らが市役所を訪れ、署名の趣旨を述べ、署名簿を手渡した。

これまでの市民会館は、民間のボウリング場として昭和44年に建設。52年に同市が寄贈を受け、文化施設として増改築され、市民をはじめとする文化団体の発表、鑑賞の場として利用されてきたが、平成31年3月末に耐震強度不足などを理由に休館した。

同市では、これに代わる多目的体育館の建設を、同市総合運動施設に計画していたが、亀田市政で「事業の必要性と公益性、投資的効果、リスクなどを再検証する」という方針の下、建設が見送りされている。

同会では「休止となった市民会館は、市内で多くの人数を収容できる唯一の文化施設で、小中学生や各種団体が発表の場を失っている。財政的に厳しいことは承知しているが、ホールを備えた市民会館は、なくてはならない施設」と強調。

「現在、新たな市民会館の建設は白紙状態。文化芸術を創造し、享受することは憲法に定められた国民の権利で、鴨川市では合併前の新市まちづくり計画、第2次5か年計画で、新市民会館の建設が明記されている」などと、建設を強く求めている。

集まった署名は、市民7648筆、安房の他市町1611筆、安房以外の県内2050筆、県外1317筆。中には歌手の加藤登紀子さん、ZOZO創業者の前澤友作さんなどの署名も含まれているという。

亀田市長は、これまでの経緯を改めて説明した上で「私としても、できることなら新たな市民会館、ホールを整備したいという思いはある。要望や市民の意見を聞く中で、多目的施設の整備に固執することなく、ゼロベースでの検証が必要であると感じた。今後、ホール設置の目的や役割、効果など、必要性や実現の可能性について検証したい」などと述べた。

【写真説明】署名を手渡す高橋会長(右)=鴨川

11月3日20時00分 728

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