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固定翼機のドローンを飛ばす技術者=南房総

八束と南無谷500f空撮

ビワの生産維持や拡大、担い手確保に取り組む「びわ再生協議会」(安藤正則会長)が5日、南房総市のJA安房富浦支店で開かれた。生産者や県、市職員ら28人が、昨年の台風で甚大な被害を受けたビワ山を再生する対策内容を共有した他、最新のドローン技術を用いた航空写真撮影の現場視察が行われた。

房州枇杷組合連合会やJA安房温室びわ組合、房州枇杷研究会、行政が協力して産地振興のため平成29年に設立された協議会。昨年の台風で倒木などの大きな被害を受け、産地再生と今後の対策を進めている。

5日の会では、倒れた樹木を再生させる技術対策の調査や自然災害に対応した栽培技術の検証など、令和2年度事業の内容を共有。被害の全容把握のため行っている「ドローンを用いたほ場調査・調査画像処理」について、業務を担う木更津市の田上重機開発が作業の概要を説明した。

ドローンは、デジタルカメラを搭載した小型無人航空機。今回使用するのは地上解像度が1ピクセル当たり3aと鮮明な航空写真が撮影できる最新の固定翼機で、産地の同市南無谷と八束それぞれ500fを撮影する。先月28日から撮影が始まり、5日までの3日間で、南無谷エリアは終了。続いて八束を撮影した後、データは生産者がパソコンなどで閲覧できるようになる。

現地視察では、南無谷海岸から実際にドローンを飛ばして上空から山を撮影する様子を参加者らが確認。画像データの収集方法を見ながら、技術者らに対し質問が飛び交った。

安藤会長(64)は、「ビワの防風林でもあるマテバシイのナラ枯れも含め、被害状況の把握が大事。撮影されたデータをもとに、専門機関と連携して対策を練っていきたい」と話していた。

【写真説明】固定翼機のドローンを飛ばす技術者=南房総

11月9日20時00分 740

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