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学生に講義する久根崎さん=鴨川

2年生76人が理解深める

鴨川市の亀田医療技術専門学校(亀田省吾校長、学生数276人)でこのほど、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘う同市の久根崎克美さん(58)を招いた講義があった。2年生76人が、患者の声を直接聞き、目指すべき看護師像を考えた。

同校では助産師、看護師、介護福祉士を目指す学生が学んでいる。講義は、病棟や在宅医療の実習に向けた講義として設けられた。新型コロナウイルス感染症の対策で、38人ずつ2回に分けて開講した。

久根崎さんは▽発症したときの身体の状況▽告知を受けたときの気持ち▽日常生活の様子▽治療初期に入院したときの看護▽現在受けている在宅看護で感じた看護師の重要性と気遣い――などについて語った。

「家族や生活環境、死生感など、患者一人一人異なる。患者に寄り添うということは、その人の人生の伴走者になること」と久根崎さん。「皆さんが素晴らしい職業を選んだことに感謝します。人間愛にあふれる人になってくれることを期待します」などと締めくくった。

学生は「迷ったり、困難な状況になったりしても、顔を上げて前を向くという言葉が印象に残った」。担当教員は「久根崎さんの暮らし、日ごろの考えや思いを聞き、在宅介護の難しさ、前向きに生きる姿に感動を頂いた。学生は、来年1月から取り組む臨床実習への心構えを新たにすることができたのでは」などと話していた。

【写真説明】学生に講義する久根崎さん=鴨川

12月19日20時00分 792

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