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整備予定地の確認も
館山市は18日、公設民営での整備を目指している食のまちづくり拠点施設整備事業の実施方針について、事業者向けの説明会を同市コミュニティセンターで開催。市内外から17社34人が参加した。
同拠点施設は、「館山まるしぇ」が定期開催されている同市稲の市有地を中心とした敷地が予定地で、農水産物の直売や飲食、加工などができる道の駅として整備する計画。市は先月18日に実施方針を公表した。
市の資金で民間事業者が施設整備から運営までを担う手法で事業を進める方針で、公募で事業者を決め、令和5年度の開業を目指している。
今回は、来年2月開始予定の公募に向けて、同事業の実施方針について事業者に周知するとともに、参加者の声を公募に当たっての募集要項づくりの参考にしようと説明会を開催した。
説明会には、設計、建設会社、集客施設の運営会社など同事業に関心のある事業者が参加。市担当者がこれまで市が進めてきた食のまちづくりの経緯や拠点施設事業のコンセプト、概要、今後の整備スケジュールなどについて説明。その後、施設整備予定地に移動し、予定地の現在の状況や周囲の環境、道路状況などを実際に確認した。
市の担当者は「多くの事業者の参加があり、関心の高さを感じた。この事業への市の思いを伝える良い機会になった。事業者からの意見を参考に、公共性があり、民間にとっても事業性のある事業にしていきたい」と話していた。
【写真説明】市の説明を聞く参加者ら=館山