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講演する吉岡氏=館山

専門家から32人が学ぶ

直売所などの関係者を対象とした「安房地域農林水産物直売所等研修会」がこのほど、館山市の南総文化ホールで開かれた。都市農山漁村交流活性化機構業務第2部長の吉岡靖二氏が「コロナに敗けない直売所経営」と題して講演し、安房保健所職員が「食品営業届出制の開始とHACCPの義務化」を解説。32人が参加して学びを深めた。

県安房農業事務所、安房地域グリーン・ブルー・ツーリズム推進協議会、安房農林業振興協議会が主催。直売所や道の駅などを中心に魅力ある商品の提供などで地域振興を推進するため、毎年研修会を開催している。

吉岡氏は、新型コロナウイルスの感染拡大による変化として、「全国的に地元密着の直売所は総じて売り上げが増加傾向にある」と前置きし、自宅で食卓を囲む機会が増え、コメや総菜の需要が特に高まったという。一方で、「直売所の生命線であった客と従業員や従業員と農家の交流が断たれ、今後はアイデアが一層求められる」とし、ネット販売や宅配方式など人気が出た形態の説明や、全国の直売所や道の駅の事例を紹介した。

安房保健所の溝口加奈子専門員が、「食品衛生法等の一部を改正する法律」の概要を解説。広域的な食中毒への対策強化で、漬物製造業や水産製品製造業など営業許可業種が新設されたことや、食品製造の工程を継続的に監視、記録する工程管理のシステム「HACCP」の内容を教示した。

参加者からは、「南房総は直売所や道の駅が多い地域なので、事例にあった店舗のように特長を伸ばして競争力を高めなくては」といった声が上がっていた。

【写真説明】講演する吉岡氏=館山

12月25日20時00分 621

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