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発見したポスターを手に浅田さん=鴨川

浅田さんが自宅の木箱から 鴨川

鴨川市の誕生寺前にある海鮮土産屋「アサダ水産」の浅田実さん(50)が、自宅の木箱の中から、大正10年(1921)の日蓮聖人生誕700年で作成されたポスターを発見した。800年の祝いの年に際し、「曽祖父の願いを感じた」と笑みを浮かべる。

ポスターの大きさは縦76a×横53・5aで、「日蓮上人御降誕 七百年大法會」の見出しに、誕生寺の祖師堂や朝日、鯛の浦などが色鮮やかに描かれている。

下部に房州の地図もあり、「汽車」「自動車」「馬車」「舟」など交通網も記載され、当時のまちの風景をほうふつとさせる。参拝の案内に、都市部や地域内で掲示されたポスターだと考えられる。

浅田さんは、昨年12月に、ふと自宅に保管される掛け軸が気になって母、公子さん(76)に聞いたところ、木箱の存在を知った。ふたを開けると40幅ほどの掛け軸の下にポスターが紛れており、「七百年大法會」の文字を見て、「鳥肌が立った」という。

他の掛け軸も、熱心な日蓮宗の信徒だった曾祖父の故・興蔵さんが全国の寺院を巡礼した際に入手した品々と見受けられ、「曽祖父が飾ってお祝いするよう願っているように感じた」と浅田さん。

サイズに適した額を見つけるのに時間がかかっているが、「降誕800年の日(2月16日)までには店に掲示したい」と話している。

【写真説明】発見したポスターを手に浅田さん=鴨川

1月11日20時00分 588

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