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答申書を手渡す池田委員長(左)=館山

児童生徒の教育環境充実へ

館山市内の小中学校の将来を見据えた学校の在り方について議論してきた、市学校再編調査検討委員会(池田英乘委員長)はこのほど、市学校再編基本指針(平成22年策定)に従って学校再編をし、教育環境の充実を図るべきと市教委に答申した。中学校の再編についても対象とすべきと盛り込んだ。

児童生徒数の減少で、学校の小規模化が進むことによる教育上の影響などが懸念され、「市公共施設等総合管理計画」に基づく学校施設の個別施設計画策定が求められる中、市教委が諮問していた。

議論のベースにした同指針では、小学校の適正規模について、将来推計値で1学校当たりの児童数が90人を下回ることが想定される場合は、地域とともに再編について協議・検討するとしている。

答申では、引き続き同指針に従って学校再編を行い、児童生徒の教育環境の充実を図るべきとし、さらに10年以上前に策定された同指針では対象としていない中学校の再編についても「対象とすべき」と結論付けた。

また、同指針策定後に房南学園が開校したものの、房南地区以外では同指針に定める「1学校当たりの児童数が90人を下回ることが想定される場合」でもいまだ再編に至っていないとし、市教委に対して危機感を持って具体的なスケジュールを市民に示して再編を進めるよう提言した。

委員会は学識経験者、市議、PTA関係者など計14人で構成。平成30年11月に諮問を受け、9回の会議で検討を重ねた。答申書は池田委員長が、出山裕之教育長に手渡した。

出山教育長は「委員の皆さまの危機感を重く受け止め、頂いた答申を基に、市民の皆さまの声を聞きながら、館山市としての方針を検討して参ります」と話した。

市教委によると、市内の児童・生徒数は令和元年度3035人(小学生2006人、中学生1029人)だが、20年度には1809人(小学生1189人、中学生620人)と約4割減少する見通し。

児童数90人以下の小学校は、現在は神余、西岬、豊房、九重で、20年度までの推計値では船形、房南も今後90人以下となる予想となっている。

【写真説明】答申書を手渡す池田委員長(左)=館山

1月13日20時00分 594

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