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やって来たレトロ調ボンネットバス=館山

@北ルート「右回り」

レトロ風車体で出発

館山市が新しい市内循環バスの運行を目指し、今年1月から実証運行している「市街地循環バス」がある。3月5日までの期間限定だが、このバスに乗って車内の雰囲気をかぎ取った。(時刻表示は24時間制、忍足利彦)

本紙連載中の「バス停小話」の他、南房総市丸山公民館の主催事業で、路線バスを乗り継ぐ旅をいくつか実践している関係で、新聞社内から「バス担当」のように見られている。「早く乗らないと、期間が終わりますよ」。同僚記者の催促を受けて、まずは北ルート「イオン先回り」のボンネットバス(JRバス関東運行)に乗った。

この実証運行はデスクとして、紙面を眺めていた。実際に路線図やダイヤを見ても、どうにも複雑怪奇である。両方とも館山駅東口を出発点に、館山市内をぐるりと回る。

西口から見た館山駅=同

既存のバス路線のないルートで、大型店や病院、市役所などを結んでいく。ルートの設計がしっかりしていて、北ルートは「市役所・カインズ先回り」と「イオン先回り」の2通り。南ルートは「市役所・コミセン先回り」と「渚の駅先回り」と、合計4通りのルートが設定されている。

一見、充実した実証運行のようだが、これが複雑で、乗る前から複雑な思いなのである。

まず選んだのは、平日北ルートの「イオン先回り」の第6便。

館山駅東口を14時30分発、15時15分に元の場所に戻るバス便だ。日東交通館山営業所敷地内にあるバス待合所前。館山鴨川線が出る場所だ。

新聞社から歩いて、15分前にはここに着くが、バスの気配はない。年配の女性がバス停にある時刻表を見て、迷っている。こちらから声を掛ける。「14時30分が一番近い便ですよ」。

5分前になって、エンジ色の車体のレトロ風ボンネットバスが到着。前払いで乗り込む。運賃は1乗車200円。子ども料金や、障害者手帳などでの割引も設定されている。

イオンタウン館山敷地内=同

この便は、館山駅東口ロータリーをかすめ、「館山駅東口」交差点に出る。ここを右折し、銀座通りへ。乗客は記者のみである。

見慣れた銀座通りも、座席の高いバス車内から眺めると、違う景色になる。「銀座通り商店街」バス停を過ぎ、「北条」交差点を右折。JR内房線「汽船場海岸通り踏切」を越え、その先、「渚銀座入口」バス停を右折し、館山駅西口エリアに入っていく。コロナ禍がなく、いつもの夜ならば酔客がそぞろ歩く場所である。

西口ロータリーを回り、「館山駅西口」バス停へ。乗客はいないが、前のドアが開く。

ドアはそのまま閉まり、もう一度ロータリーを回って、海岸通りへ。「館山駅西口」交差点を右折し、バスは潮風香る海岸通りへ。「北条海岸」バス停、「八幡海岸」バス停を過ぎる。「三軒町北側休憩所」交差点、「八幡海岸」交差点を過ぎる。車内アナウンスで「次は亀田クリニック」と流れる。イオンタウン館山ではなく、まずは平久里川を渡って、亀田ファミリークリニックに寄るのだ。

広い駐車場にはいくつも車があるが、この「亀田ファミリークリニック館山」バス停から乗る人はいなかった。

クリニック内駐車場をぐるりと回り、南側出口から左折。館山大橋を渡って、イオンタウンへ。最初のバス停は「ヤマダデンキ前」だ。 (つづく)

【写真説明】やって来たレトロ調ボンネットバス=館山

【写真説明】西口から見た館山駅=同

【写真説明】イオンタウン館山敷地内=同

2月24日20時00分 862

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