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キクノネハネオレバエの成虫キクノネハネオレバエの成虫

研究センター 被害根の処分呼び掛け

ニンジンを加害する害虫「キクノネハネオレバエ」が1月上旬、県内で初めて安房地域のほ場で採集された。周辺への被害拡大は確認されていないが、県農林総合研究センターでは、虫による被害根を発見した場合は、処分の徹底を呼び掛けている。

終齢幼虫の体長は7_ほどで、黄色みを帯びる。成虫の体長は4_ほどで、体は光沢のある黒緑色、頭は赤黄色、脚は黄色。

同センターによると、1月上旬に安房地域内の農家から加害の相談があり、職員が現地のほ場で幼虫を採集。飼育し、羽化して成虫となった個体を帯広畜産大学名誉教授、岩佐光啓博士が調べたところ、3月15日にキクノネハネオレバエと同定されたという。

イラン、北アメリカなど国外に分布する種で、国内では昭和63年に兵庫県で発見。ニンジンへの加害は平成17年に愛知県で初めて確認され、その後、三重、鳥取、香川、静岡の各県で確認された。

主に12〜1月の幼虫段階での加害が確認されているが、詳しい生態は不明で、安房地域で確認された理由も分かっていない。

国内で本種に対する登録農薬はないため、防除策は「被害根や収穫残さは、速やかにほ場の外で廃棄すること」としている。問い合わせは、県農林総合研究センター病害虫防除課(043―291―6077)へ。

【写真説明】キクノネハネオレバエの成虫

3月27日20時00分 611

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