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県が支援を5月末まで延長

おととしの台風災害で被災した家屋の、災害救助法による「住宅の応急修理」の安房地域内での工事完了率が、今年3月末現在で91%と、あと一歩となっていることが分かった。県は国と連携して、工事完了期限を3月末から延長し、5月末までの完了を目標に復旧を進めている。

県は令和2年度末に、復旧・復興に向けた取り組みの進捗(しんちょく)状況を発表。1月末時点で、応急修理の申請件数は6450件、工事完了件数は5250件と、県全体の進捗率は約81%だった。

安房地域の3月末の完了率は、▽館山市(申請2092件、完了1923件)=91%▽鴨川市(同454件、同422件)=92%▽南房総市(同1085件、同955件)=88%▽鋸南町(同492件、同491件)=99%――で、合算して91%。県全体で6割を占める申請数の中、工事は進むが100%完了には至らなかった。

一方、支援制度には一部損壊などの住宅を対象とした「被災住宅修繕緊急支援事業補助金」もあり、申請数は、▽館山市=1550件▽鴨川市=335件▽南房総市=1936件▽鋸南町=1018件――で、支払い確定率は70%。各市町の担当者によると、「申請はしたものの、保険などを使って修復を完了した家屋のカウントが難しい」とし、今年度の事業期間で調査も進める。

応急修理の法適用地域は、県内25市町で3月末まで延長されてきたが、再度、安房4市町を含む9市町で5月末まで延長された。期限までに完了しなかった場合の対応について県では、「市町の状況を個別に把握した上で、国と連携して決定する」としている。

4月8日20時00分 555

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