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出品する馬場、太田、山口の3氏

昭和のにおい残る医院跡

取り壊し前に2日間だけ

南房総市千倉町千田にある旧今道医院で30日と7月1日の2日間、2日間限りの展覧会&茶会「一期一会」が開かれる。今は亡き今道隆医師と妻玉惠さんが、昭和43年に開業し、平成17年に閉鎖するまで37年間、地域医療に貢献してきた同医院。建物を取り壊すことになり、これまで出会った人たちへの感謝の思いを込め、1人娘の馬場美土さんが、同イベントを計画した。

旧七浦国保病院の跡を買い受け、今道医師が妻とともに昭和43年、内科・小児科医院として開業。平成8年に玉惠さん、17年に今道医師が亡くなり、医院を閉鎖してから2年あまり。

主のいなくなった古き医院の建物を取り壊すことになり、盆休みで実家を訪れた馬場さんが、地元のイラストレーター、山口マオさんから「ここどうするの」と声をかけられたのが縁。「昭和のにおいがするこの建物はもったいなく、もし壊すのであれば展覧会を開こう」という話になった。

展覧会は、マオさんをはじめ、美術大学出身の美土さん、彫刻家の太田雅典さんの3人が協力して担当。油彩、小作品、版画やドローイングを、診察室、事務室、廊下などに展示し、ギャラリーに仕上げる。

このほか、当日は、栗原宗俊さんらの協力で待合室に茶会を設け、美土さんの子どもらも、来た人たちにコーヒーをサービス。備品や古道具などのバザーも予定している。

「昔の思い出を懐かしみ、古き建物を一緒に見送りしていただければ幸いです」と美土さん。場所は、潮風王国の白浜寄りの駐車場出口からバス通り(国道410号)に向かい、徒歩約2分。両日とも午前11時から午後4時まで催している。

詳しい問い合わせは、29日から7月1日までの間、旧今道医院(0470-43-1510)へ。

【写真説明】出品する馬場、太田、山口の3氏(左から)=旧今道医院で

07年6月28日 12,580
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