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テープカットする本多市長ら=鴨川

39億円超と16年費やす

周辺の渋滞緩和など期待

鴨川市打墨の県道千葉鴨川線を起点に東町までを走る基幹農道「鴨川北部道路」が25日、全線開通した。平成5年度の事業採択から足掛け16年の歳月と、39億3400万円を費やした一大事業。この日午前10時から起点側で、完成を祝う開通式が開かれた後、供用が開始された。

北部道路沿線の打墨から東町にかけては、海岸寄りの国道128号と並行する県道天津小湊田原線の2線が走っているが、観光客らの流入による渋滞が慢性化しており、農作業車などの通行を含め、住民の生活に支障をきたしていた。

この問題を解決する新たな道路を望む住民の声を受けた市が、国と県に働きかけ国費45%、県費55%の地域開発関連整備事業で、基幹農道として整備を進めてきた。

県道天津小湊田原線の北側を並行する北部道路は、全長5・1`、幅員は6bで、3bの歩道を設けている。18年度に千葉鴨川線につながる打墨の約150b、粟斗から東町までの約3`が供用されており、未整備だった約2`の完成で全線開通となった。

開通に先立ち、県安房農林振興センターと鴨川市により、天津神明神社の岡野哲郎宮司を迎えた清祓祭と、開通式のセレモニーがあり、県と市の関係者、施工業者、沿線地区の代表ら約40人が出席した。

主催者を代表してあいさつに立った本多利夫市長は「全線開通が、農作業の効率化や周辺道路の渋滞緩和などに大きな役割を果たすものと確信する」としたうえで「一層の事業効果を発揮するためにも、市道八幡東線の早期完成と国道バイパスへの接続の具現化に力添えをいただきたい」と県に引き続きの協力を求めた。

テープカットの後、パトカーの先導で出席者の車が走り初めし、起点から終点までを走行。地域が待ち望んでいた基幹農道の完成を祝った。

【写真説明】テープカットする本多市長ら=鴨川

09年2月26日 3,970
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