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作業を前に説明を受けるボランティアら=鴨川

会員らが満開の並木に夢はせ

鴨川市内に植栽されたサクラを、地域ぐるみで育てていこうというボランティア「さくらを守る会」(服部克巳会長)は、江見・鴨川統合中学校の建設現場付近と鴨川北部道路沿線の2か所で、ソメイヨシノなどの幼木約450本の手入れを行った。

「国花でもあるサクラの美しい並木を、後世に残したい」などという願いを込め、盛んに植樹されるサクラ。同市内でも各種団体や個人が記念事業で、公園や道路沿い、河川敷といった場所に、さまざまな品種を植えている。

しかし、多くは植栽後の管理などが行われず、土壌や立地条件の悪さ、手入れの不行き届きが原因で、生育が悪く花を咲かせることができないものや、朽ち枯れるものもある。

守る会は、こうしたサクラを地域ぐるみで守り、成木に育てようと、観光協会や商工会など、景観整備に力を注ぐ市内の6団体で準備会を組織し、一般市民の賛同も得て昨年6月に発足した。

今回の手入れは、幹となる太い枝に養分がより行き渡るよう、冬の間に根本付近の細い枝を切り落とす「ヒコバエ刈り」と呼ばれる作業。守る会の会員に、ボランティアの一般も含め、2日間で述べ100人余りが参加した。

初日は約60人が参加し、江見・鴨川統合中の建設工事が進む市役所裏手の待崎川沿いや農道などに植えられた300本余り、2日目には約40人が、鴨川北部道路沿いにある約150本の枝を払った。

厳しい寒さの中、黙々と作業に汗した参加者。服部会長は「手入れした幼木は、それぞれに地域への思いが込められている。立派に花が咲き、すばらしい並木風景が将来見られるよう、活動を続けていきたい」と、満開のサクラ並木に夢をはせている。

同会では、活動に参加するボランティアを随時募集している。問い合わせは、同市環境課内の事務局(04―7093―7838)へ。

【写真説明】作業を前に説明を受けるボランティアら=鴨川

09年3月6日 2,655
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