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店じまいセールを行うロックシティ館山のイザワ店舗

創業の地から撤退

靴・かばん 販売の老舗

靴・かばん販売の「ナショナルシューズ」(東京都台東区、伊澤裕一郎社長)は、館山市の大規模商業施設「ロックシティ館山」内の「イザワ」と「ディナ」2店舗を、5月10日を最後に閉店することを決めた。

同社は大正2年(1913)4月、館山で創業。伊澤靴店、後に「イザワ」の店名で、館山銀座商店街の老舗として長く親しまれてきた。現在は本部を東京に移し、若い女性向けのシューズ販売に事業を集中。首都圏を中心に二十数店舗を展開しているが、ロックシティ店の閉店で、97年目に創業の地から撤退することになる。

館山では今年に入り、呉服・家具販売の糀屋が閉店。老舗の相次ぐ撤退を受け、地域住民からは「寂しくなる」「とても残念」との声が上がっている。

ナショナルシューズの伊澤きよ子取締役は「時代が変わり、ファミリー向けショップという業態での店舗運営は厳しくなっている」と説明。「館山、安房の皆様に3代、4代の長きにわたって育てていただいた。経営状態の推移を見て、数年後には新たな形で館山に再び店舗を構えることができればと思っている」と語った。

ロックシティの運営担当者は、撤退後のテナントについて「すでにファッション関係の業者などから出店の打診がある。施設全体の経営は堅調だ」と話した。

イザワは、閉店までの期間「店じまいセール」を実施中。店内の全品を8割―2割引きで売り出している。

【写真説明】店じまいセールを行うロックシティ館山のイザワ店舗

09年4月28日 10,111
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