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全国フォーラムで事例発表する鈴木副理事長=神戸市

兵庫でNPOの2副理事長

「21世紀の井戸端会議」熱く語る

兵庫県神戸市で開催された地域SNS全国フォーラムに、NPO法人南房総IT推進協議会の鈴木聡明・石井博臣の両副理事長が参加し、南房総の地域SNS「房州わんだぁらんど」の事例を発表した。同サイトが、人的交流の輪を広げる役割を果たしている成果や、自動車メーカーと連携したカーナビゲーション表示の実験が進められている現況が報告され、注目を集めた。

SNSは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、インターネットを通じて会員や仲間同士で交流できるサービス。人と人とのつながりを促進・サポートするコミュニティ型の会員Webサイトで、全国的には日本最大の会員数を持つMixiが有名。

地域SNSは、特定の地域に限定され、登録メンバーの顔が見えやすいのが特徴で、現在、全国各地で200を超える地域SNSが運営されている。南房総地域を対象とした「房州わんだぁらんど」は昨年11月に運営が始まり、現在約490人が登録している。

フォーラムには全国から500人を超える関係者が参加、各地で導入が進められている地域SNSに関する意見が交わされた。全体会議では、井戸兵庫県知事のあいさつの後、パネルディスカッションが行われ、「21世紀の井戸端会議」と称されるコミュニケーションツールの活用が、地域コミュニティの再構築や地域社会に与える影響などについて議論した。

その後、3つの分科会に分かれ、「地域SNSを活用した地域間交流」をテーマとした分科会で鈴木副理事長が房州の事例を発表。同サイトが地域における人と人のつながりを深めるとともに、地域の枠を超えた人的交流の輪を広げる役割を果たしていることを報告した。同時に、他の地域SNSにない「房州わんだぁらんど」の特徴として、同サイトに書き込まれた情報の一部がカーナビゲーションで表示される実験を、大手自動車メーカーと連携して行っている事例を発表。参加した他地域からの注目を集めていた。

また、プログラムの合間を縫って行われたポスターセッションでは、石井副理事長がポスターとチラシにより「房州わんだぁらんど」を紹介。ここでもカーナビ連携とともに、行政が資金を出してNPOなどが管理する地域SNSが多く見られる中で、NPOが単独で運営する同サイトに参加者から質問が多く寄せられていた。

フォーラムに参加した鈴木副理事長は、「コミュニケーションはあくまでも『顔を合わせて』が基本。しかしながら距離や時間的な制限を克服し、よりコミュニケーションの活性化や質を高める手段として、地域SNSは非常に有効なツール。全国各地で立ち上がっている地域SNSを見て、この流れが地域社会を変え、地域コミュニティの再活性化をもたらす可能性、エネルギーを強く感じた」と話していた。

多くの地域SNSと同様、「顔の見えるコミュニティ」を目指し、房州わんだぁらんども友人からの招介性となっており、関心のある人は南房総IT推進協議会(0470―20―1383)まで。メールは、info@mbit.or.jp。

【写真説明】全国フォーラムで事例発表する鈴木副理事長=神戸市

07年9月6日 7,173

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