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(1)要望書を手渡す佐久間副会長ら

市民団体発足

市に要望書

鴨川市西地区にある曽呂尋常小学校分教場跡地の校舎保存を求め、市民ら有志の会が発足、鴨川市に「明治初期に建設された当時の原形をとどめる貴重な歴史的遺産。再生し後世に残して欲しい」などとする要望書を提出した。

地元曽呂地区の住民や分教場の教壇に立った教諭、市内の各種団体、同市に観光学部を開学する城西国際大学と同大を運営する学校法人城西大学関係者ら193人の有志で結成した「曽呂尋常小学校分教場再生保存を願う会」(代表・本多利夫前市長)。

会によると分教場は、明治7年に西尋常小学校として建設。42年に旧曽呂村内の4校が統合し曽呂尋常小学校が誕生した際、分教場として残り、昭和42年の廃校まで、本校への通学が困難な1年から4年生までの低学年が通った。

(2)明治初期に建設された分教場校舎

建設当時としては近代的だった木造平屋建ての校舎は廃校後、特に利用も無いまま40年余りにわたり風雨にさらされ、現在はガラスなども割れて、著しく荒廃が進んでいる。

大蔵大臣7期などを務め、城西大学を創設した故水田三喜男氏が分教場で学んでいた縁で、城西国際大により石碑の建立やサクラの植樹がなされているが、校舎については手付かずで「このままでは朽ち果てる恐れがある」と現状を憂慮。

国の登録文化財となっている同氏の生家、嶺岡中央林道のサクラ並木と合わせ「一連の観光スポットの構築を視野に、分教場の復元を強く望む」などと市による再生と保存を求めている。

先ごろ、会を代表して城西国際大観光学部協力会の佐久間秀子副会長と脇坂保雄幹事長、川名義夫前幹事長、同大の小池智総務課長の4人が、市役所を訪問。石田日出夫副市長と長谷川孝夫教育長に趣旨を述べ要望書を手渡した。石田副市長は「庁内で検討していきたい」と答えた。

【写真説明】

(1)要望書を手渡す佐久間副会長ら

(2)明治初期に建設された分教場校舎

09年9月17日 5,386
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