ニュース » 記事詳細
椎野会長による授業=東条小で

鴨川市の環境活動グループ「ウミガメ倶楽部」(椎野瑞穂会長)はこのほど、同市立東条小学校3年生60人の出前講座に参加、「ウミガメと環境を考える」をテーマに、児童らと学習した。椎野会長によるウミガメの一生や生態の不思議に迫る授業に、児童たちは目を輝かせた。

同グループが作成したパワーポイントCD「野生動物の現状〜ウミガメについて」(日本ウミガメ協議会監修)を教材に活用。椎野会長が講師として教壇に立った。

ウミガメにはアオウミガメやタイマイ、オサガメなどの種類があり「鴨川の前原・東条両海岸はアカウミガメの産卵地になっている」ことをはじめ、一生の行動、自然破壊で絶滅の危機に立たされている現状などを説明。

質問にも答え「産卵時の涙は、体内の余分な塩分を排出しているだけ」という事実を伝えた。「卵は、ふ化までの積算温度が低いとオス、高いとメスになる」という不思議な生態に、児童たちは興味津々だった。

「授業に耳を傾ける児童のキラキラした瞳に感激した。最後のおさらいでも正しく答えることができ、成果があったと思う」と椎野会長。パワーポイントは安房地域の全小中学校に配布しており「教育現場で環境を考えるきっかけとして活用してもらえれば」と話している。

ウミガメ倶楽部は、市内の有志らが「鴨川の海岸で産卵するアカウミガメの保護対策を研究・提示し、鴨川から世界に向けて海洋保全の取り組みを広げていく」ことを目指し、平成18年9月に立ち上げた。より効果的な保護対策を進めるため、専門家や機関とも積極的に連携している。

【写真説明】椎野会長による授業=東条小で

10年3月4日 1,113
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved