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川名理事長の説明を聞かれる両陛下=鴨川・大山千枚田で

大山千枚田などをご視察

ゆめ半島千葉国体視察などのため県内を訪問中の天皇、皇后両陛下は26日夜房州入りし、鴨川市の鴨川グランドホテルにご宿泊。27日には同市の大山千枚田、館山市の東京海洋大学館山ステーションを視察された。

陛下は、皇太子時代にはたびたび安房地域を訪問されているが、即位後の行幸啓は初めて。車列の通る沿道には、両陛下を一目見ようと多くの住民が出て、日の丸の小旗を振ってお迎えした。

大山千枚田は約4fの急傾斜地に大小375枚が階段のように連なり、東京から一番近い棚田として知られている。

平成12年には関東で初の棚田オーナー制度を開始。地元のNPO法人・大山千枚田保存会が周辺農地に棚田トラスト制度を導入するなど、手軽な農業体験ができる場所として近年脚光を浴びている。

東京海洋大館山ステーションは、先端技術を使ってサバにクロマグロの卵を産ませる世界初の研究に取り組んでおり、注目を集めている。

大山千枚田保存会関係者によると、両陛下は見晴台で車を降り、雨の中を傘をさしながら千枚田をご視察。同保存会の川名久夫理事長から、棚田オーナー制度などの説明を受けた。

その後、棚田倶楽部に移動。陛下は「どんな方がオーナーになっているのですか」「ホタルはいますか」などと尋ねていた。

川名理事長らが棚田の生物について説明した際、皇后さまはカエルに興味を持たれ、シュレーゲルアオガエルという小さなカエルを実際に触って「まあかわいい」と感想を述べられたという。

大山千枚田から東京海洋大館山ステーションに向かう途中、南房総市の三芳農村環境改善センターでご昼食。南房総、館山、鴨川3市の市長、市議会議長らが同席した。

両陛下は同日午後、JR館山駅から菊の紋章が付いた特別列車で東京へ。同列車の運行は非常に珍しく、沿線には多くの鉄道ファンがカメラを構えた。

鴨川市東町の鴨川シーワールド駐車場では26日夜、日本会議千葉が主催する奉迎行事が行われた。県内各地から1000人以上が参集。点灯した提灯を手に、万歳三唱などを行ってお迎えした。

【写真説明】川名理事長の説明を聞かれる両陛下=鴨川・大山千枚田で

10年9月27日 8,059
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