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道徳の授業展開を見学する参加者=千倉中体育館で

文部科学省から平成21、22度の2年間、道徳教育実践研究事業の指定を受けている南房総市千倉町の市立千倉中学校(鳥海誠校長)はこのほど、同校で研究発表会を開いた。保護者や県内外の教育関係者173人が参加し、各クラスの道徳の授業を参観。全体会では担当教諭が研究概要や授業実践について説明し、2年間にわたる研究の成果を披露した。

事業は、学習指導要領の趣旨や、児童、生徒、学校、家庭、地域などの実態を踏まえ、創意工夫を生かした道徳教育を推進するための実践研究を実施。その成果を普及することで道徳教育の充実を図ろうという。

研究主題は「豊かな心と正しい判断力を持ち、仲間とともによりよく生きようとする生徒の育成〜『好きです 道徳』を合い言葉に、道徳教育の充実を目指して〜」。

最初に「よりよい集団づくり」「本当の思いやり」「夢を持って明るく前向きに」などをテーマに授業展開があり、参加者が見学した。

全体会では、研究概要について説明があり、2年間の取り組みや指導計画などを紹介。成果としては、指導案が共有化され、学年職員内で検討、話し合いをする機会が増えた、道徳の授業は好きでためになると答えた生徒が増えたことなどをあげた。

課題として、収集した資料が生徒の実態に合っているかの判断が難しかった、身に付けた道徳の価値観を生活の中で生かせるように考える必要があるなどとまとめた。

質疑応答では「道徳を伸ばすことで知育が伸びるという実感はありますか」「指導案を作成することで共通理解していることは」「環境づくりで最も留意した点は何ですか」といった質問があった。

鳥海校長は「道徳教育の原点は、子どもたち1人ひとりが明るく、元気な生活を送ってほしいということ。生徒が、伸び伸びと自分の資質や力量を向上できる環境づくりを目指し、2年間実践してきた」と話した。

【写真説明】道徳の授業展開を見学する参加者=千倉中体育館で

10年11月29日 2,751
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