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ステージで合唱を披露する児童

母校とお別れ

合唱や劇で最後の大舞台

学校再編計画によって今年度末で閉校となる、南房総市白浜町の市立長尾小学校(大島清校長、児童61人)と同富浦町の八束小学校(石井陸雄校長、児童 57人)で20日、閉校記念式典があり、学区を挙げて消え行く学校に惜別の念を送った。午前中が長尾小、午後が八束小という日程。石井裕市長ら市幹部も出席し、卒業生らが陣取る会場であいさつした。両校とも式典後に、児童らが発表し、通い慣れた母校に最後のお別れをした。

両校とも2部制で行われた。第1部は市主催による式典で、石井市長や市教委幹部、来賓らがあいさつした。第2部は児童の発表で、学校の歴史や思い出を児童がステージで発表した。

長尾小では、校旗の収納などの一連の式典後、元職員の加藤和子さんが開校当時の思い出を語った。児童は学校の思い出を合唱した。

八束小の式典で、石井市長があいさつ。「児童数の減少で、富浦小と統合することになった。新しい環境に1日も早く慣れ親しみ、たくさんの友だちをつくってほしい」と児童らに呼びかけた。石井校長は「103年の伝統は八束の子どもたちに受け継がれ、新しい富浦小にも引き継がれる。両校が融和し、発展することを願っている」などと惜別の言葉を述べた。

校旗を前に最後の校歌を歌う児童

第1部の最後は、6年生を含めた57人が最後の校歌≠歌った。「明るく明るく声ひびく」の歌い出しも見事で、会場では目頭を押さえる卒業生も多かった。

第2部は児童発表「ヒマラヤシーダは、見ていたよ」。校庭にある学校のシンボル、2本のヒマラヤシーダが、学校の103年の歴史を見ていたという劇。1年生から4年生までが、戦前、戦後間もなく、弁当の時代、新校舎が建った時代に分けて、学校生活を演じた。新校舎の時代では、児童が父母の名札をつけて、ステージに。親の世代が通ったいまの校舎での学校生活を振り返るという趣向で、参加者は児童たちの最後の大舞台≠見守った。

両校とも児童は、今年度の終業式まで学校に通い、4月からは長尾小が新白浜小へ、八束小は新富浦小へ通うことになる。

【写真説明上】ステージで合唱を披露する児童=長尾小

【写真説明下】校旗を前に最後の校歌を歌う児童=八束小

11年3月21日 5,931
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