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六角の外観の十王堂=鋸南町上佐久間

町指定の文化財

鋸南町上佐久間の十王堂で15、16の両日、町指定文化財の「十王坐像」が開帳される。地獄の10人の裁判官といわれる十王を信仰する堂で、新盆、一周忌、三周忌の親族が参拝することで知られる。地元の役員で組織される十王堂世話人会では「この機会に参拝を」と呼びかけている。

仏教のいう十王は@秦広王(不動明王)A初江王(釈迦如来)B宋帝王(文殊菩薩)C五官王(普賢菩薩)D閻魔王(地蔵菩薩)E変成王(弥勒菩薩)F泰山王(薬師如来)G平等王(観世音菩薩)H都市王(勢至菩薩)I五道転輪王(阿弥陀如来)。それぞれ初七日から7日ごとにある地獄の裁判を担当し、百か日、一周忌、三周忌までの審査を受け持つという。

堂内に並ぶ十王坐像

仏教では、人が死ぬと十王の前に連れ出され、生前の裁きを受け、この裁判によって来世の運命が決まるなどとされる。鋸南の十王堂は、こうした十王信仰の代表的な形を570年間守っている。堂内には桧材寄木づくりの十王坐像がまつられ、7月16日と8月15、16日に開帳される。地元では年に一度、参拝する習わしがあるが、新盆から三周忌までの場合は、遠くからでも親族が追善供養に訪れるという。

8月の開帳は15日が午前9時から深夜零時まで。16日は午前6時から正午まで。今年は階段入り口に新たに提灯をもうけた。

場所は県道外野勝山線の旧道沿いで、旧佐久間小の西側。

【写真説明】六角の外観の十王堂=鋸南町上佐久間

【写真説明】堂内に並ぶ十王坐像

13年8月8日 3,457

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