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意気込みを熱く語る北本綾子監督

元なでしこ 北本綾子さんが指揮

県2部からリーグの昇格目指す

「なでしこジャパン」の活躍がまだ記憶に新しい中、鴨川市に女子サッカーチーム「オルカ鴨川FC」が誕生した。現役時代はフォワードを務め、なでしこリーグで優勝し、日本代表としても活躍した元女子サッカー選手、北本綾子さんが監督を務め、4月に開幕する県予選の2部リーグからスタートする。同サッカーチームの設立を祝い、24日午後6時から、亀田医療大学学生会館内の亀ママキッチンで、関係者を集めてキックオフパーティーが開かれる。

日ごろ外来で市内の子どもやスポーツ選手らの診断を行っている、亀田メディカルセンターのスポーツ医学科部長、大内洋氏が、なでしこリーグがブレークし、高校生の選手も懸命にがんばっている姿に感銘。「何とか練習する場所を確保し、ナースをしながらプロサーファーとして活躍しているうちの病院の女性のように、女子サッカーも応援し、いろいろなチャンスを与えることができれば」と考え、知人で日本サッカー協会女子委員会の小野俊介氏に相談したのがきっかけ。

小野氏の紹介で、同氏の知り合いで、指導方法をアドバイスしたこともある、埼玉県で女子サッカーの普及、育成に努めていた北本さんに白羽の矢が立ち、新天地・鴨川での監督を引き受けてもらうことになった。北本さんは、今年1月に亀田総合病院に入社し、現在、経営管理本部企画部企画室に所属している。

新チームのメンバーは、監督も含め14人。亀田医療大学、亀田病院、鴨川シーワールド、国際武道大学などに在籍し、年齢は18歳から33歳。この中には、かつてなでしこリーグで活躍した選手5人も含まれている。市などの協力により、鴨川を本拠地にし、長狭高のグラウンド、総合運動施設、亀田医療大学体育館などを借りての練習を予定。また、近隣市にも協力を仰ぎ、練習場所を確保したいと考えている。

今後、県予選の2部リーグからスタートし、同1部リーグ、関東2・1部リーグ、チャレンジリーグ、なでしこリーグと上を目指していく。

チーム設立にあたり、北本監督は「この女子サッカーチームをとおし、地域の活性化を図りたい。働きながらサッカーをやり、一つずつ勝って上に上がっていきたい」と意気込む。さらに「最大の目標は、うちのチームから(2020年の)東京オリンピックに2人出すこと。女子サッカーの人気は下降気味だが、下がり切らないように盛り上げ、(チームが)ずっと上がっていけるようにがんばりたい」と熱く語った。

北本さんは北海道札幌市出身。2002年にAFCU―19女子選手権、FIFAU―19女子選手権、2003年にユニバーシアードテグ大会に出場した。2004年にさいたまレイナスFCに入団し、アメリカ戦で代表デビュー。キリンチャレンジカップでは後半から出場し、初得点を含みハットトリックを成し遂げる。

2005年に浦和レッズレディ―スに入団し、2006年になでしこリーグオールスターにリーグ推薦、2007年に同オールスターにサポーター投票で、いすれも出場を果たした。

その後、AFC女子アジアカップ出場、なでしこリーグ優勝、なでしこリーグベストイレブンに選出など活躍。2004年から2010年まで日本代表に選ばれ、この間17試合に出場して4得点をあげた。国内大会の個人成績は、118試合に出場して58得点。2011年に27歳で現役を引退し、埼玉県で女子サッカーの普及、育成の指導にあたっていた。

【写真説明】意気込みを熱く語る北本綾子監督=鴨川

14年2月15日 6,199
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