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タイトル:安房東漁協 定置網漁の操業安定へ 千倉漁港
掲載日時:2019年04月27日(土曜日) 20時00分
アドレス:http://www.bonichi.com/News/item.php?iid=12824

自動製氷施設と新造された船=南房総

製氷施設と定置網船が完成

東安房漁業協同組合(佐藤光男代表理事組合長)の大型定置網漁業用本船「第18瀬戸丸」と多目的作業船「三嶋丸」、自動製氷施設の竣工式典が25日、南房総市の千倉漁港で行われた。組合役員や関係業者ら約40人が出席し、完成を祝った。

同漁協が操業している大型定置網漁業は、黒潮の影響による潮流の速さのため、安定した操業ができず、一定期間休業をしなければならない場合もあった。安定した漁獲と操業体制のために、国の「もうかる漁業創設支援事業」を活用した。

効率性を向上させようと第18瀬戸丸(19d、長さ25b、幅6・1b)と、三嶋丸(7・3d、長さ13・42b、幅4・48b)を新造。第18瀬戸丸は、甲板がフラットで作業がしやすく、これまでより多くの漁獲を積めるという。安定性のある船で、操業日数が増えることが期待できるという。

玉串をささげる出席者ら=同

自動製氷施設は、安房地域の漁協では初となる自動製氷施設。同漁港にある製氷設備が老朽化し、維持管理などの経費もかさんでいたことから、国の「浜の活力再生プラン」にある水産業強化施設整備支援事業の補助を受けて事業化した。

完成した建屋は、鉄骨4階建て(高さ25b)、延べ床面積530・2平方b。製氷日産28d、貯氷40dといった能力のある自動製氷貯氷設備が完備された。

施設は無人化され、24時間稼働。専用コイン、カードで、漁業者や仲買などの利用者は必要な時に、調達ができる。漁港中央市場に隣接されることで高鮮度を保持。無人化することで大幅なコストダウンとなり、氷の安価供給にもつながるとしている。

式典では、同市の高家神社の高木幹人宮司が祝詞を奏上。出席者らが玉串をささげ、地域の漁業振興、安全な操業を祈った。また、大漁旗を掲げた第18瀬戸丸の試乗も行われた。

同漁協では、「新しい船、施設によって効率性が上がり、より安定した操業ができることを期待している。南房総の漁業の発展につながれば」と話した。

【写真説明】自動製氷施設と新造された船=南房総

【写真説明】玉串をささげる出席者ら=同

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