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優勝した海自館山
優勝した海自館山

安房の草野球チームのチャンピオンを決める「第6回安房郡市社会人野球大会」(館山市野球連盟、県民センター安房事務所、房日新聞社主催)の決勝が7日、館山運動公園であり、海自館山(館山市)とスネークス(鴨川市)が対戦。序盤2点をあげた海自館山がそのまま逃げ切り、2―0で勝利。郡市野球としては、館山航空隊として出場した昭和39年以来となる43年ぶり二度目の優勝を飾った。

準決勝で館山市役所破り波に乗り 海自館山が頂点に

スネークス 初の決勝進出も大魚逃す

4強が激突した大会最終日。実績と堅守の館山市役所、機動力の海自館山、投手力のあるスネークス、初出場で波に乗るKyonan Baseball Club。チャンピオンの座をかけてそれぞれのチームが持ち味を出し切った。勝敗を分けたのはわずかの差。勝利の女神はスピード感あふれる野球を発揮した海自館山に微笑んだ。

準決勝第1試合では、海自館山が延長促進ルールの末、昨年の覇者・館山市役所を撃破。第2試合では、スネークスがKBCを零封し、決勝に進んだ。

機動力が持ち味の海自館山は初回、内野安打で出塁した坂本隼一選手が、すぐさま二盗。2番・生方誠選手が右前打を放ち、1死二、三塁から遊ゴロの間に坂本選手が生還し、先制点を挙げる。

さらに三回、2死から3番・加藤貴士選手が左前打を放ち、続く4番・山本大作選手の二塁打で加藤選手がかえり、さらに1点を追加する。

その後はスネークスの佐藤広和投手の前に、打線が沈黙するものの、小林弘之投手が打たせて取るピッチングで、スネークス打線を切ってとり、完封勝利。出場50チームの頂点に立った。

準優勝のスネークス
準優勝のスネークス

一方、三回以降は海自打線をほぼパーフェクトに抑えるなど堅い守りをみせたスネークス。初回の1死満塁、二回の1死一、二塁のチャンスにあと一本が出なかったのが悔やまれるが、決勝まで無失点で勝ち上がってくるなど鴨川勢として郡市野球に大きな存在感を示した。

優勝した海自館山の小林弘之監督は「優勝に感激しています。スタリオンズ、南総パイレーツ、館山市役所を下しての優勝に大きな価値を感じている。選手、みなを支えてくれた家族、理解を示してくれた職場のみなに感謝します。ありがとうございました。うちの選手は最高です」と喜びを語った。

準優勝のスネークスの吉野光晴監督代行は「投手陣がふんばり、決勝まで0点で来てくれたが、打線がつながらなかった。打線を鍛えなおし、来年は一から出直しでがんばりたい」と語っていた。

3位のKyonan Baseball Club
3位のKyonan Baseball Club

〈準決勝の成績〉

【館山運動公園】

館山市役所

000100024 7

000001025X 8

海自館山

(館)鈴木茂―佐野

(海)小林弘―初代

▽二塁打=伊東(館)初代、加藤、山本(海)

【審】井月、磯部、山岡

【戦評】館山市役所は、四回、1死二塁に伊東の二塁打で先制。さらに1死二、三塁と攻めるが、決定打なく追加点ならず。一方、海自館山は無死一、二塁の好機をつぶす。六回、内野悪送球の走者が三盗し、捕手の悪送球を誘い同点とし1―1で延長に入る。九回、館山市役所、伊東の2点タイムリーなどで4点をとるが、海自館山は山本の二塁打と初代のサヨナラ安打で決勝進出を決めた。

3位の館山市役所
3位の館山市役所

スネークス

1000300 4

0000000 0

KBC

(ス)佐藤広―関

(K)中島―手科

▽二塁打=岩城(K)

【審】松本、児玉、鈴木基

【戦評】スネークスは一回の表、安打の安田が盗塁、悪送球の間に三進、内野ゴロで生還。五回、1死後、連続四球と川名雅の安打で満塁とし、川名一の安打を外野手がはじく間に3点を入れ逃げ切る。一方、KBCは二回、岩城の二塁打、三回、猪慎、中島の連打、六回には西崎、平田英、岩城の3連打で得点機を迎えるも、それぞれ後続なく無得点。KBCの中島投手は12三振を奪うも報われず残念であった。

◇試合終了後に表彰式 トロフィーやカップ贈呈

試合終了後には、地元県議、館山市体育協会長らを来賓に迎え、同球場で閉会式が行われた。

ベスト4チームが出揃う中、優勝、準優勝、3位チームの表彰があり、大田和正之房日新聞社社長から優勝トロフィーやカップ、盾が各チーム代表者に手渡された。

先制のホームを踏む海自館山坂本選手

◇個人賞受賞者 =敬称略

【最優秀選手賞・最優秀投手賞】

小林弘之(海自館山)

▽受賞理由=準々決勝から3試合連続完投。決勝では相手打線を完封に抑え、チームの優勝に大きく貢献した。

「うちは非常に守備がいいチームで、バックを信頼し、投げて打たせていただけ。選手のみんなにありがとうといいたい」

【最優秀打撃賞】

川名雅樹(スネークス)

▽受賞理由=準々決勝からの3試合で9打数4安打、4割4分4厘のリーディングヒッター。

「活躍できると思っていなかったのですごくうれしい。打撃は調子がよかったがまぐれですよ。ここまで来れたのはみんなの力。来年もがんばりたい」

【優秀選手賞】

佐藤広和(スネークス)

▽受賞理由=準決勝を完封し、チームを決勝に導く。決勝でも途中登板し、1失点の好投をみせる。

「自分のピッチングができたと思う。決勝でも2番手の役目を果たすことができた。くやしいけどまた来年がんばります」

【写真説明】優勝した海自館山

【写真説明】準優勝のスネークス

【写真説明】3位のKyonan Baseball Club

【写真説明】3位の館山市役所

【写真説明】先制のホームを踏む海自館山坂本選手

07年10月8日 75,192
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