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タイトル:-最終日- 体育の日に雌雄決する4強激突
掲載日時:2012年10月09日(火曜日) 20時00分
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優勝した館山市役所

館山市役所、鉄壁の守り 鈴木・秋山投手の好投光る

実力伯仲の4強が激突した大会最終日。トーナメントを制したのは、館山市役所だった。鉄壁の守りと鈴木、秋山両投手の好投で、和田チェリー、房州プレジデントの強豪を連破し、栄冠に輝いた。

◇プレジデント 最終回に粘り

館山市役所が快勝。

市役所は初回、四球や捕逸など相手バッテリーの乱れで、1死二、三塁から4番・斉藤がきっちりと犠飛を放ち、続く櫻井のタイムリーで2点を先取する。

六回には打線が爆発。6番・内藤から二塁打2本を含む5連打などで一挙5点をあげ、試合を決めた。

守っては秋山投手が、緩急のあるピッチングで、房州プレジデント打線を翻弄。守備陣も固い守りで、1失点に抑えた。

プレジデントは六回、鈴木康郎が三塁打で1点をかえし意地をみせ、最終回も粘りの攻めをみせたが、力尽きた。

【写真説明】優勝した館山市役所

◇決勝戦スコア

先制のホームに飛び込む小倉選手=館山市民運動場

館山市役所

2000050 7

0000010 1

房州プレジデント

(館)秋山―佐野

(房)石井、鈴木康郎、鈴木勇―鈴木和

▽三塁打=鈴木康郎(房)▽二塁打=小倉、大澤(館)、鈴木康郎、石川(房)

【審】井月、渡辺勝、久保、吉田茂

【写真説明】先制のホームに飛び込む小倉選手=館山市民運動場

◇44歳 球威に衰えなし 決勝戦で好投の秋山投手 館山市役所

決勝で好投する秋山投手=同

最後のバッターをピッチャーゴロに仕留めると小さくガッツポーズし、優勝の喜びをかみ締めた。

準決勝でエース・鈴木投手を起用した市役所。そして、決勝のマウンドを任せたのが秋山投手。44歳。決して若くはないが、まだまだ球威に衰えはなかった。

伸びのあるストレートに、切れのあるスライダー。内野ゴロやフライに打たせて取るピッチングで、房州プレジデント打線を沈黙させた。

「きょうは指のかかりがよかった。スピードは昔に比べれば落ちたが、キャッチャーの構えたところに思いっきり投げ、緩急とコントロールで要所を締めることができた」と振り返る。

圧巻は中盤の五回。疲れの出始めるころだが、2者連続三振に投飛と、3者凡退でリズムをつくり、大量得点を挙げた六回の攻撃につなげた。

「新しい軟式野球ボールになってから変化球に苦しんでいたが、きょうは昔の切れが戻った感じ。構えたところに球が来る。受けていて気持ちよかった。120点の出来です」と女房役の佐野捕手。

決戦を終えた秋山投手。「歳が半分ぐらいの選手も多いけど、44歳になってもそんな選手と同じようにプレーできる野球っていいスポーツ。丈夫な身体に生んでくれた両親、食生活に気をつけてくれる妻に感謝ですね」と笑顔をのぞかせた。

【写真説明】決勝で好投する秋山投手=同

◇優勝監督・主将 喜びのコメント

館山市役所・伊東義昭監督 投手の鈴木、秋山、捕手の佐野、バッテリーが安定した大会だった。全試合初回に点が取れたことで、試合を優位に進めることができた。サブのメンバーが、選手が試合に集中できる環境づくりに力を尽くしてくれたことも大きい。こうして野球ができるのは家族の理解があってこそで、部員の家族にも感謝したい。

館山市役所・櫻井敏行主将 優勝を目標にがんばってきたので、最高にうれしい。みな仕事や用事がある中、やりくりしてくれ、勝ち上がることができた。みんなに感謝したい。準決勝は点が入らず、決勝も流れがつかみきれず、最終日は精神的に疲れる展開だったが、優勝できてよかった。

◇個人賞のコメント

◇最優秀選手賞 鈴木 茂行 館山市役所

▽受賞理由=準々決勝、準決勝2試合で1失点。決勝進出の原動力となった

「捕手の佐野さんの配球がすべてで、佐野さんに感謝。昨年、前監督やチームメイトが亡くなり、チーム一丸となってこの大会の優勝を目指していたので、優勝することができてよかった」

◇最優秀投手賞 秋山 理俊 館山市役所

▽受賞理由=決勝で好投。チームの優勝に貢献した

「たまたま決勝でピッチャーをやって、栄誉ある賞がいただくことができた。ここまできたのはみんなのおかげ。みんなの力でとれた賞です」

◇打撃賞 小倉 隆史 館山市役所

▽受賞理由=準々決勝以上でのリーディングヒッター

「調子が悪かったので、短くバットを持って、とにかく塁に出ることだけを考えていた。前監督、仲間が亡くなったこともあって、今回はどうしても優勝したかったので、結果がついてきてよかった」

◇優秀選手賞 鈴木 和成 房州プレジデント

▽受賞理由=捕手としてチームをまとめ、チームを初の決勝に導いた

「強豪ばかりだったが、チーム一丸でみんなの力でとった準優勝。みんながよくやってくれて、いい大会となった。今大会遣り残したこと(優勝)を目指して、来年もがんばりたい」

〈準決勝の結果〉

【館山市民運動場】

和田チェリー

0000010 1

100020X 3

館山市役所

(和)小野、杉山―安西

(館)鈴木茂―佐野

【審】神作、山岡、佐藤、和田

【戦評】館山市役所は初回に敵失で先制するも、三回、四回とも満塁の絶好のチャンスに後続凡退で、ベンチに策なし。五回、敵失と相手投手の乱れから3度目の満塁のチャンスに秋山の一打で、貴重な追加点、さらに満塁からデッドボールで試合を有利に進める。一方、和田チェリーは、鈴木投手の丁寧なピッチングを打ち込めず、六回に四球、敵失、安打でつかんだ無死満塁のチャンスも、攻め切れず点を重ねることができず、決勝進出ならず。


マスターズ

00000100 1

00000011x 2

房州プレジデント

(マ)宮本―角田

(房)鈴木勇一―鈴木和成

▽二塁打=石川(房)

【審】佐藤、平嶋、千田、永野

【戦評】房州プレジデント・技工派鈴木勇一、マスターズ・速球派宮本の両投手持ち味を生かしたピッチングで、一進一退の好ゲーム。六回マスターズは、小宮が安打と盗塁、外野の失策で三進し、捕逸で1点先取したが、粘るプレジデントは七回裏、四球の寺崎が二進し、鈴木康郎の貴重なタイムリーで同点。無死満塁からはじまる特別ルールの延長戦で、マスターズは内野飛球と投ゴロ併殺で得点ならず。プレジデントは1死後、内野ゴロの失策で得点し、サヨナラ勝ちで初の決勝進出は立派だった。


【写真説明】準優勝の房州プレジデント

【写真説明】3位の和田チェリー

【写真説明】3位のマスターズ

準優勝の房州プレジデント 3位の和田チェリー 3位のマスターズ
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